フローリング床のワックス剥離方法

ご注意フローリング床に関してのご注意

フローリング床は30cm巾の板を継ぎ合わせ敷きつめています。古いワックスを除去するには剥離剤が必要ですが、一番厄介なのはその継ぎ目に剥離剤が浸透し、塗装が剥がれたり板が膨れて床鳴りすることです。 また化学床材は、水に強い性質を持つため広範囲を効率良く剥離できるのに対し、フローリング材は材質が木であるため水分に弱く、小スペースずつ丁寧に剥離しなければなりません。(分割剥離)その上、化学床材と違いとてもデリケートなため、アルカリ性の強力タイプの剥離剤は使用できません。 失敗しないよう、できるだけ中性タイプまたは増粘タイプを使用してください。

1.安全な作業のために

ワックスの剥離作業は滑りやすく非常に危険ですので、清掃場所に人の出入りがある場合には、「清掃中パネル」などで一般人に注意喚起をするようにしましょう。また、作業者が滑らないように「滑り止め靴カバー」なども合わせてご使用ください。

🔻その他の清掃中パネル・清掃中マット

2.表面の細かいゴミや埃を取るために掃除機をかけます。

床表面のゴミ・ホコリをしっかりと取り除くために、掃除機をかけてください。特に洗浄に支障がなければ、この工程は省略されることもあります。

🔻その他の乾式掃除機

3.養生します。

作業をしない部分や家具、幅木にマスキングテープなどで養生します。

4.希釈した剥離剤を塗布します。

フローリングの剥離作業は手作業での分割剥離をおすすめします。約0.5㎡くらいずつに分けて、モップ等で均一に剥離剤を塗布します。

🔻その他のフローリング用剥離剤

5.剥離(洗浄)します。

  1. 数分すると古いワックスが溶け出します。
  2. 剥離剤が乳白色になり、ワックス被膜が残っていればハンディタイプのホルダーにパッドを取り付けて剥離します。
  3. 作業に慣れている方は黒パッド、少し不安のある方は緑パッドくらいからお試しください。

黒や茶は力強く擦ると、素地を傷めるおそれがあるのでご注意ください。
ワックスの厚みによりパッドをお選びください。
ハードな順に【黒→茶→緑→青→赤→白】となっています。

🔻その他の手作業用パッド

6.汚水を回収します。

水切りドライヤーと汚水取りチリトリ、または吸水バキュームで汚水を回収します。フローリングの溝部分は、タオルなどで念入りに拭き取ってください。 汚水回収後も床面には剥離剤成分が残っているので、しっかりと拭き上げてください。

🔻その他の床の水切りドライヤー
🔻その他の汚水回収チリトリ
🔻その他の吸水バキューム

7.十分に乾燥させます。

乾拭きをして良く乾燥させてください。送風機を使用するのもよいでしょう。
養生テープを剥がして終了です!
ワックスを塗る場合は、できれば1日以上乾燥させてから塗布してください。

🔻その他の送風機
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